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「せっかち伯爵と時間どろぼう」最終巻が発売されました。
多分この漫画、発行されている部数が凄く少ないので早めに買っておかないとすぐなくなります。





さて。以下にネタバレを含む感想を。「さよなら絶望先生」もネタバレしています。







打ち切りエンドをいくつも繰り返して、最終的にきれいなところにたどり着いたなと思いました(爆発オチのまま終わっても、それはそれで纏まっていたと思います)。
実際のところは分かりませんが、当初から「ミチルの時命が一年」というのは
設定されていたことだったので、予定通りの完結だったのではないかなと思いました。

生き物が必ず死ぬ存在である以上、そして死ぬタイミングはその個体によって違う以上、
死別ということは避けられないことです。
ミチルが上人類であるためにその「避けられないこと」がきわめて短時間で迫ってくる話に
なっていましたが、本質的には人類でも上人類でも変わりません。

「死別は寂しい」という問題の解決策が、ミチルは上人類ゆえの能力を使っての
一年に一度の卓の訪問、三次元種にはお盆という風習があるよという形になっていたのは
綺麗、かつ、穏当なところに纏まっているなと思いました。


ここで思い出すのが「さよなら絶望先生」のことです。
絶望先生における可符香も、死後なおこの現世に留まった存在でした。
しかしそれはクラスメイトの女子たちの肉体を借りて可符香が現れるというもので、
だいぶ不穏です。

本編中はまだ楽しい学校生活とも言えますが、30X話のような形をとれば尚のこと。
力ずくで死者を現世に出現させたとした結果という気もします
(※「絶望先生」の場合、誰かの意志でもなく結果的に可符香が出現することになったのですが)。

一方、「せっかち伯爵と時間どろぼう」で同様に力ずくで問題を解決しようとしたのが
爆発オチにつながったあのやり方ではないかと思います。力ずくで解決しようとすれば、
結局グロテスクな結果にしかならないのかもしれません。
爆発オチを経てたどり着いた本当のオチは、これと比べると何とも自然で穏当です。


そんなこんなで、「絶望先生」で提示された「死者は生者に会えるか?」という問題が
「せっかち伯爵と時間どろぼう」においてはお盆という穏当かつ常識的な回答を与えられているように思います。
そして、極めて常識的な回答なのに「常識的だなあ」と思わせないところが
設定の妙だと思いました。



それにしても、伯爵とミチルが死んでしばらくしてから贋地谷さんも死んでるんですよね……
劇中触れられてないけど。
かすみちゃんは四次元種のことについて知っているのだろうか(←3巻未読)。
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